口腔ケアで免疫力アップ!
新型コロナウイルスの影響や疲れ・ストレスが溜まるそんな時、「歯茎が腫れた」「歯茎に違和感がある」などの経験はありませんか?
お口の中は敏感で、元気な時には抑え込めていた細菌が、免疫力が落ちているときは活発に活動して歯茎に炎症を起こしてしまうことも。
お⼝のケアは、⾵邪やインフルエンザ、感染症予防にもつながります。今回は免疫力アップに、自宅でできる口腔ケアをご紹介します。
● 歯磨き
歯磨きの目的はプラーク(歯垢)を取り除くことです。歯科医院でご自身の磨き方の癖や歯並びに合った正しい歯の磨き方を身に着けておくことが大切です。
歯磨きにプラスして、フロスや歯間ブラシを使用することも効果的です。
お子様の場合は、大人の方が仕上げ磨きやチェックをしてあげるといいでしょう。
● 規則正しい生活
口腔ケアというと、歯磨きなどお口の中をキレイにすることだけを思い浮かべる方が多いですが、何事も規則正しい生活がとても大切です。
バランスの取れた食事や、十分な睡眠、適度な運動など、規則正しい生活を心がけましょう。
● フッ素やキシリトールなどを上手に使う
歯磨きの時にフッ素入りの歯磨き剤や洗口液を使用したり、キシリトールのガムやタブレットを摂取したり、日ごろから虫歯になりにくいお口の環境を整えておきましょう。
市販されているものの中には、キシリトールだけでなく、砂糖などの⽢味料も⼊っている場合がありますので、歯科医院で取り扱っている「⻭科専⽤」のキシリトール100%配合のものがおすすめです。
● 舌のケア
舌の表面の汚れは舌苔(ぜったい)と言います。⾆苔には食べかすや細菌などが含まれており、口臭の原因の1つにもなっています。
⻭を磨くようにゴシゴシこすってしまうと、舌の表⾯を傷つけて食べかすが溜まりやすくなるなど、逆効果になる場合がありますので、鏡を見ながら舌ケア専用のブラシを使って奥から手前に汚れをかき出すように優しくケアするなど注意が必要です。
● お口のトレーニング
食べ物や飲み物が飲み込みにくい、のどに詰まりやすくなったなど、思い当たることはありませんか?
お⼝の少しの変化は気がつきにくいので、注意が必要です。
例えば、固いものが噛めない→柔らかいものを食べる→噛む⼒が低下する→⾷欲の低下→⼼⾝機能の低下…というように気が付かないうちに悪循環になり、様々なからだの機能の低下につながってしまいます。
舌を回したり、口周りの筋肉をしっかり動かす、うがいの時に意識してブクブクやガラガラをしっかりすることもお口のトレーニングになります。日頃からお口の体操を意識してトライしてみましょう。
今回はご自宅でできる口腔ケアをご紹介しましたが、歯科定期健診も忘れずに受診しましょう。