歯について~⻭の役割と生え変わり~

⻭の役割は「食べ物を噛む」というイメージがありますが、この他にも⻭は⽣活をする上で⽋かすことのできない様々な役割をしています。歯の役割や仕組みを知って、ご自身のお口に関心を持つことで健康なお口の維持を目指しましょう!

 

歯の役割

食べ物を噛んで消化しやすくするのはもちろんのこと、言葉を発⾳したり、表情を豊かにしたり、しっかり噛むことで脳に刺激を与えたり、身体のバランスを保つなど、全身に関わっています。

 

⻭の本数と生え変わり

乳歯について

乳歯

個人差がありますが、乳歯は生後6ヶ月くらいに下の前歯が生え始めます。2歳半頃までに上下あわせて20本の乳歯が生え揃います。

乳歯が生え始める時期(0~3歳)から生えそろう時期(3~6歳)を乳歯列期といい、乳歯から永久歯へと生え替わる時期(6~12歳)を混合歯列期といいます。

乳⻭は永久⻭に比べて⾍⻭になりやすいので、⾷事や⻭磨きは⼤⼈が管理してあげましょう。抜けて永久⻭に生え変わるからと⾔って、⾍⻭などのトラブルを放置すると永久歯の質や⻭並びなどに悪い影響を及ぼす恐れがあります。しっかり治療をしておきましょう。

 

 

乳歯の下には永久歯が準備中

歯が生え変わる時期になると、乳歯の下には永久歯が生えてくる準備をしています。表面からはわかりませんが、レントゲンで見ると永久歯がすくすく成長しています。

永久歯が正しい位置に生えるために、乳歯が目印になる役割を担っています。

歯の生え変わり

 

永久歯について

永久歯

6~12歳になると、乳歯から永久歯に生え変わります。永久⻭は28本に親知らず(第3⼤⾅⻭)4本を含めると32本あります。

永久⻭でも、生えたての⻭は柔らかく、乳歯と同様に酸に弱いため⾍⻭になりやすい状態です。⾍⻭予防をして、⽣えたばかりの⻭を守ってあげましょう。

 

 

歯が1本でもなくなることの影響

例えば、奥歯が1本なくなっても噛めるし、見えないし…とそのままになっていませんか?

歯が抜けたまま放置していると、かみ合わせのバランスが崩れて、噛む効率が低下したり、顎関節の痛みが出たり、歯がない部分の反対側の歯が伸びてきたり、健康な歯にも様々な影響が出てしまいます。

歯が1本でもなくなることの影響

虫歯や歯周病は自覚症状が乏しいため、初期の段階で発見するには定期的にプロの目でチェックする必要があります。かかりつけにしている病院や医師と同じように、信頼して気軽に相談できる「かかりつけの歯科医」をもち、長期にわたる定期健診や管理をおすすめしております。

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