なぜ歯磨きが肺炎予防になるの?誤嚥性肺炎とお口の関係

9月は敬老の日があり、ご家族の健康について考える機会が増える時期です。ご高齢の方の健康を語るうえで見逃せないのが「誤嚥性肺炎」。実はこの病気、お口のケアと深く関わっていることをご存じでしょうか。

今回は誤嚥性肺炎の仕組みと、日々の口腔ケアでできる予防についてご紹介します。

 

誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎について

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液、細菌などが誤って気管や肺に入り込むことで起こる肺炎です。

本来、食べ物は食道を通って胃に送られますが、飲み込む力(嚥下機能)が衰えると、気管の方へ入り込みやすくなります。高齢になるほど嚥下機能や咳で異物を排出する力が弱まるため、誤嚥性肺炎のリスクが高まるといわれています。

 

なぜお口のケアが予防になるの?

定期的な歯科検診

誤嚥そのものを完全に防ぐことは難しくても、お口の中を清潔に保つことで肺炎の発症リスクを大きく減らせます。

お口の中には多くの細菌が存在しており、歯磨きや義歯の手入れが不十分だと細菌が増えやすくなります。もし誤嚥が起きても、お口の中の細菌が少なければ、肺で炎症を起こす可能性を抑えられるのです。

また、しっかり噛んで飲み込む力を維持することも大切です。噛む力や舌の動きを保つことは、嚥下機能そのものの衰えを防ぐことにもつながります。

定期的な歯科でのメンテナンスは、こうした「噛む」「飲み込む」機能を維持する意味でも役立ちます。

 

毎日のケアでできること

入れ歯のケア

歯磨きはもちろん、入れ歯を使っている方は毎日の洗浄も欠かせません。就寝中は唾液の分泌が減って細菌が増えやすいため、寝る前の丁寧な歯磨きが特に重要です。

ご自身での歯磨きが難しい場合は、ご家族による仕上げ磨きや、歯科衛生士による専門的なクリーニングを取り入れることもおすすめです。

 

こんなサインに注意

高齢期とお口の健康

食事中にむせることが増えた、食べこぼしが多くなった、飲み込みにくそうにしているといった様子が見られたら、嚥下機能が低下しているサインかもしれません。早めに歯科や医療機関に相談することで、適切なケアにつなげられます。

 

まとめ

今回は誤嚥性肺炎の仕組みと、日々の口腔ケアでできる予防についてご紹介しました。

誤嚥性肺炎は、日々のお口のケアと定期的な歯科受診で予防につなげられる病気です。

にしお歯科クリニックでは、地域のかかりつけ医として、ご高齢の方やそのご家族が安心して相談できる予防歯科とメンテナンスを大切にしています。

通院が難しい場合は訪問歯科診療も行っておりますので、ご本人様はもちろん、ご家族の方もお気軽にご相談ください。大切な方の「食べる」「話す」を、これからも一緒に守っていきましょう。

コミュニケーションの重視

以下のコラムもあわせてご覧ください。

 

Leave a Comment

CAPTCHA