プラークコントロールの効果と実践
「プラークコントロール」をご存知ですか?プラークコントロールをしっかり行うことで、虫歯や歯周病などのお口のトラブルのリスクを減らすことに繋がります。プラークコントロールの大切さを理解し、お口の健康を保ちましょう。
プラークコントロールとは?
「プラーク」とは歯垢のことで、お口を管理して歯垢の量をできる限り減らすことにより、お口やからだにトラブルが起こらないようにすることがプラークコントロールです。
プラークコントロールの効果
- 虫歯や歯周病予防になる
- 細菌の塊である歯石をつきにくくする
- 口臭を予防する
- 毎日の歯磨きの効率が良くなる
- お口だけでなく身体の健康も守る
プラークコントロールって具体的に何をすればいいの?
正しい歯磨き
自分では丁寧に磨いているつもりでも、磨き残しがあります。歯科医院の歯磨き指導で正しい歯の磨き方、ご自身の歯並びや磨き方の癖に合った磨き方を身に付け、効率的にプラークを除去しましょう。
正しい歯磨きにプラスアルファ
歯磨きの際に、フッ素入りのペーストを使ったり、デンタルフロスや歯間ブラシを併用する、仕上げにマウスウォッシュをするなど、歯磨きの効果をアップします。
歯科定期健診に通う
歯科定期健診では、虫歯がないかなどの口腔内のチェック、歯磨き指導、歯磨きで落としきれない磨き残しや歯石などの汚れのクリーニング、必要があれば生活習慣の指導を行います。
生活習慣の改善
規則正しい生活やバランスの取れた食事などを見直すことで、お口のトラブルのリスクを下げることに繋がります。3食しっかり食べて間食の回数を減らしたり、糖分を控える、よく寝る、ストレスを溜めない、適度な運動をすることもプラークコントロールの一環です。
現在は、虫歯や歯周病の原因が解明されており、どうすれば虫歯や歯周病を防ぐことができるのかというリスクコントロールの方法が確立されています。したがって、個々の患者様の疾患リスクを探り、そのリスクを2つのケア(プロフェッショナルケア+セルフケア)でコントロールすれば、年齢を重ねても、歯で苦労する心配はありません。「予防こそが最良の治療」なのです。
しっかりプラークコントロールをして、健康なお口とからだを一緒に守りましょう。