歯や歯茎を強くする!お口の健康を守る栄養素と食べ物
お口の健康を守るためには、歯みがきだけでなく栄養も大切だということをご存じでしょうか?
「歯は骨だからカルシウム!」というイメージが強いですが、それだけでは十分とは言えません。歯や歯茎、唾液の質など、さまざまな要素が関係し合って、お口の健康は守られています。
今回は、お口の健康と栄養についてご紹介します。
歯と歯茎を健康に保つために必要な栄養素とは?
私たちの歯や歯茎も体の一部ですから、食事からとる様々な栄養でできています。お口の健康を保つために、とくに意識したい栄養素と、それを多く含む食品をご紹介します。
- 歯や骨の土台をつくる「カルシウム」
多く含まれる食べ物:牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、大豆製品など
- カルシウムの吸収を促進する「ビタミンD」
多く含まれる食べ物:鮭、サンマ、キノコ類など
- 歯の内部(象牙質)や歯茎の健康維持に「ビタミンC」
多く含まれる食べ物:ブロッコリー、パプリカ、イチゴ、柑橘類など
- 歯の表面(エナメル質)や粘膜を健康に保つ「ビタミンA」
多く含まれる食べ物:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、レバーなど
- 歯や歯茎の基礎をつくる「たんぱく質」
多く含まれる食べ物:肉、魚、卵、大豆製品など
- カルシウムの代謝を助け、唾液の質を高める「マグネシウム」
多く含まれる食べ物:海藻類、納豆、玄米ご飯 など
栄養バランスの良い食生活が、お口の健康を守る
「歯に良い食べ物」といっても、特定の食材ばかりを食べるのではなく、バランスのとれた食事が基本です。毎日の食事でこれらの栄養素をバランスよくとることで、歯や歯茎を内側から強くし、虫歯や歯周病の予防につながります。
また、やわらかい物ばかりを好んで食べていると、かむ力やあごの発達にも影響します。よく噛んで食べることも、お口の健康には欠かせないポイントです。
まとめ
今回は、お口の健康と栄養についてご紹介しました。日々の歯みがきに加え、食事からのサポートも意識することで、より健康なお口を維持することができます。
当クリニックでは、充実した環境のもと、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた、効果的な予防プログラムの提案に取り組んでおり、生活習慣のアドバイスも行っています。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。食事とケアのダブルで、あなたのお口の健康を守りましょう!