歯磨きの基本をおさえてお口を健康に保とう
これまでセルフケアは「正しい歯磨き」が大切とご紹介してきましたが、今回は正しい歯磨きの基本や歯ブラシ選びなどのポイントについてご紹介します。年末年始や長期休暇はお口のケアが疎かになりがちですので、ぜひ参考にしてみてください。
歯ブラシ選びのポイント
みなさんはどんな歯ブラシを使っていますか?歯ブラシの毛先のかたさは、ふつうがおすすめです。歯ぐきの状態によっては、やわらかめをおすすめする場合もありますが、お口が健康な場合はふつうを選ぶと良いでしょう。ヘッドが薄くコンパクトな歯ブラシは、歯を一本ずつ奥の方まで届きやすいものもあります。
かためは扱いが難しく、歯ぐきや歯の表面を傷つけてしまうこともあるため、避けた方が良いでしょう。
歯ブラシの交換時期も大切です。毛先が開いていないように見えても、コシがなくなっていたり、歯垢除去力が落ちてしまいます。また、長期間使っていると不衛生になってしまいますので、月に1回は交換をしましょう。
歯磨きの3つのポイント
歯ブラシの持ち方
歯ブラシの持ち方は、鉛筆を握る様にもつ「ペングリップ」をお勧めしています。余計な力が入らず、小刻みに動かしやすい持ち方です。歯ブラシを軽く持つことがポイントです。
歯ブラシの動かし方
歯ブラシを歯当てた時、毛先が広がらない程度の強さ(150~200gと言われています)で磨きましょう。また、歯ブラシの毛先を振動させるように小刻みに動かし、歯を1本ずつ磨くことを意識しましょう。
歯ブラシをきちんと当てる
歯ブラシの毛先を歯の表面や歯と歯ぐきの境目にきちんと当てて磨きましょう。歯を磨くときは鏡を見て確認しながら磨きましょう。
プラークが溜まりやすい場所
プラークが溜まりやすい場所は、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯のかみ合わせ、歯が重なり合ったところなどです。より丁寧に磨きましょう。
効果的な歯磨きのために
口腔ケアをより効果的なものにするためには、デンタルフロスや歯間ブラシ、フッ素入りの歯磨剤などを併用しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシは歯を磨く前がおすすめです。歯ブラシで磨ききれない歯の隙間などの細かい部分をケアすることができ、歯垢除去率がアップします。
歯ブラシが届きにくい親知らずや矯正装置の間などは、歯を1本ずつ磨きやすいタフトブラシもおすすめです。
歯を磨くときはフッ素配合の歯磨き剤で磨くと、歯を強くしてくれます。特に寝る前に歯磨きの仕上げとしてフッ素入りの洗口液でうがいをするとより効果的です。
当クリニックでは、口腔内検査の結果、歯科医師の診断をもとに患者様のお口の中の状態を分析し、歯科衛生士がお一人ひとりに最適なセルフケアの計画を立て、健康な歯とお口を維持していただけるようにサポートしています。
ご自身で無理なく効果的なセルフケアが実施できるように、歯ブラシの指導やセルフケアグッズ、生活習慣などのアドバイスを行っておりますので、お気軽にご相談下さい。