快適な入れ歯生活を送るためのメンテナンス

入れ歯は、歯を失った方にとって大切なパートナーです。食べる喜びや話す楽しさを支えてくれるものですが、どんなに精巧に作られた入れ歯であっても、一生そのまま快適に使えるわけではありません。入れ歯もご自身の歯と同じように、定期的なメンテナンスが必要なのです。

今回は、入れ歯のメンテナンスがなぜ必要なのか、どのような影響があるのかをご紹介します。

 

なぜ入れ歯のメンテナンスが必要なの?

入れ歯は、ご自身の歯と違い、一度作製すると、自分では調整することができません。そのため、時間が経つにつれて、以下の様な変化が起こることがあります。

入れ歯

人工歯の摩耗

入れ歯に使われている人工歯は、日々の使用によって少しずつ磨耗します。これにより、かみ合わせが変化してしまいます。

 

歯茎や顎の変化

歯茎は年齢や歯周病などのお口のトラブルによって痩せたり、顎の骨も次第に減少するなど、入れ歯を支える環境が変化します。

 

メンテナンスを怠るとどうなる?

合わない入れ歯を使い続けると、様々な問題を引き起こす可能性があります。

お口の痛み

痛み

入れ歯が歯茎を傷つけたり、特定の歯に過度の負担がかかり、痛みを感じることがあります。

 

歯茎や粘膜への負担

入れ歯が安定しないと、一部の歯や歯茎に過度の力がかかり、傷や炎症の原因になります。

 

噛む力の低下

かみ合わせが崩れると、効率よく噛むことができなくなり、食事がしづらくなるだけでなく、消化にも影響します。

 

顎関節への負担

かみ合わせのズレは、顎関節やその周辺の筋肉に負担をかけ、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

 

入れ歯自体の破損

不適合な状態で使い続けることで、入れ歯の破損リスクが高まります。

 

定期的なメンテナンスで快適な入れ歯生活を

入れ歯のメンテナンス

入れ歯のメンテナンスでは、歯科医師が入れ歯の状態を詳しくチェックし、必要に応じて調整を行います。また、入れ歯の清掃状態の確認や、正しいお手入れ方法のアドバイスも受けられます。

入れ歯が破損したり、著しく摩耗している場合は、新しい入れ歯を作成することもあります。

 

どのくらいの頻度でメンテナンスを受けるべき?

メンテナンスの頻度は、お口の状態によって異なりますが、一般的には3ヶ月~6ヶ月に一度が目安です。歯科定期検診のタイミングで一緒に入れ歯のメンテナンスも行うと良いでしょう。

 

まとめ

今回は、入れ歯のメンテナンスがなぜ必要なのか、どのような影響があるのかをご紹介しました。

入れ歯のメンテナンスは、快適な日常生活を送るために欠かせないものです。適切なメンテナンスを受けることで、入れ歯が本来持つ機能を長く保ち、安心して使用することができます。

もし「最近入れ歯が合わない」「噛むのがつらい」と感じることがあれば、ぜひ早めに歯科医院を受診してください。

当クリニックでは、入れ歯の作成からメンテナンスまで幅広く対応しており、丁寧な調整を繰り返すことで、患者様が快適に使っていただける入れ歯をご提供しています。どうぞお気軽にご相談ください。

歯科検診

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